おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

君の鳴るほうへ

どこの楽器だろ

遠い国の気がする

耳について

心地よいわけでもないのにな

離れないのは

 

ジリジリと

夏の

熱も戻る

 

世の隙間に

鳴れ鳴れ

坊や

好きにできるから

病んでしまったとか

夜の隙間に

鳴れ鳴れ

もっと柔らかさなど

忘れてくれていいのよ

 

誰が鳴らし続けて

ここまで届いたんだろ

物珍しさだけではなく

刺してくるようで

救うようなのは

 

やめてくれ

心の

持ち様が

 

世の隙間に

すっと踊り入る

かと思えば

消えてしまうのか

夜の隙間に

じっとしてられず

強かなほど

狂ってくれていいのよ

 

din don din don

いつか消えることを

自ずと知ってしまったかしら

世の隙間に

鳴れ鳴れ

坊や

好きにできるなら

病んでしまっても