おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

そよぐ窓辺より雪

雪に埋もれた夢を見ました

ここは初夏、南西の方の島ですが

きっと白いフカフカに走り回る

思い描くだけで胸が高鳴って

あなたの苦労も知らずに夢に見ました

 

どうして今求めているのだろう

日は高く開け

寒いのはキライ

 

そんなことばかりだなって

窓辺でため息

格好つけてみました

 

手紙を書くのは苦手で好きで

ここは初夏、陸遠き島から

息も白い大地に生きる人

思い浮かべるだけで憧れてしまって

巣食う現実も知らずに認めました

 

どうしてまだ息苦しいのだろう

風そよぐ皐月

真逆の渚

 

矛盾しかないんだなって

庭に出て風待ち

気取ってみました

 

いつからどこから問いただす

歌に霹靂

私も同じ

巡らせれば

銀世界も生き血も凪も

苦あり微笑みありの

背中あわせ

 

呆れられること承知で認めました

 

そんなことばかりだなって

窓辺でため息

格好つけてみました