おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

見上げる思い

また臥せた床に

繰り返す闇に

放るが早い浮世思い

 

止まぬ痛みに

止まらぬ思考に

嘆くほか思い当たらぬ

 

もう咲いた花も見ぬまま

いつの間にか散ること

慣れたのに

まだその様を

いつか見た姿かたちから

思い描いて暮れる

 

地に足を着ける生き方と言うが

足どころか背を着けたままの

虚し身にせめて

空だけでも高くあってくれ