おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

川岸の意

冬はぬくもりに気づくためにあり

誰も届かぬ心のうち

少し見せてくれるかなと

天までもお前に期待した

 

愛知らぬままに朽ちる身に1つ

教えておきたいことがある

戸惑いだけを残してゆく

お前がどんなに愛おしいか

 

うまく渡れるものならば

船も漕ぎ手も助けもなく

されど意を決したなら

必ず佑く

柔き身を

 

夜は訝しさを嘆くためにあり

誰がお前を思わざる

正しい道に爆弾アリと

天さえも知らぬが道理哉

 

愛受け入れずに在る身でも1つ

信じつづけたものがある

息づかいだけ確かめゆく

お前がどんなに尊い

 

うまく渡れるか川岸で

賽は己れで投げていた

自ず意を決したのだ

必ず届く

撓る心