冬はぬくもりに気づくためにあり
誰も届かぬ心のうち
少し見せてくれるかなと
天までもお前に期待した
愛知らぬままに朽ちる身に1つ
教えておきたいことがある
戸惑いだけを残してゆく
お前がどんなに愛おしいか
うまく渡れるものならば
船も漕ぎ手も助けもなく
されど意を決したなら
必ず佑く
柔き身を
夜は訝しさを嘆くためにあり
誰がお前を思わざる
正しい道に爆弾アリと
天さえも知らぬが道理哉
愛受け入れずに在る身でも1つ
信じつづけたものがある
息づかいだけ確かめゆく
お前がどんなに尊いか
うまく渡れるか川岸で
賽は己れで投げていた
自ず意を決したのだ
必ず届く
撓る心