おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

日和見のなか

理不尽を飲むようにできたからだでは

多少のことじゃ揺るがないけど

 

平気なわけじゃないのよ

 

夕刻、ぶり返す

秋もまた、押す

止まない風邪

嫌なことばほど反芻

 

癒えないままでも生きてゆくことに

慣れすぎたのね 賢さと

 

高尚さが矢面に立った

 

今生、誰からも

振り向かれず

つづく咳

また巡らせても孤高

 

平気なわけなんてないのよ

 

夕刻、ぶり返す

秋もまだ、居る

止まない風邪

どこまでも傷がつづく