おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

own side

誰の所為にもできないね

暮れの溜息

朝の憂鬱

 

此方囚われている間に

街は進化し

人は素知らぬふり

 

それぞれの暮らしがあるのだから

嘆き続けるのも

馬鹿みたいに思えるでしょ

 

そんな諦めと自嘲が混じり

偶に許せぬ心が湧き出て

繰り返し繰り返しながらの折り合いが

大人を生きるということか

 

稀に生まれる運無き子

それと定めて溜飲を

されど宥めて済まされぬ

身苦しさはあるのよ

 

誰の為とも言えないね

いずれ死にゆく人にとり

自分は何者でもないもの

それは自身も含めて

 

朝の光の差す部屋を

選んだつもりもないのにな

予言のように燻る

生きてゆきなさい

 

地と太陽があなたの味方