響いたチャイムを背にして 長い階段を降りてく
やけに騒ついた風も 僕の心には勝てない
今は与えられた日常
1時間に1本来るか来ないかのバスを待ってる
息苦しいなんて言えるはずないでしょ
こんな町じゃ
鞄に隠したラジオは 雑音混じりのラブソングばかり
たぶんね 賢く生きれたらこの胸今よりずっと楽になるってもう知ってる
言い聞かせながら やっと顔上げたのに
目の前は
荒むことなど許されないような 緑と青
希望を翳して僕を追い立てる 緑と青
制服の裾は解れ はしゃいだ季節の名残り
切りすぎた髪も伸びて 大人になったかは分からない
いつか手を繋いだ道を1人で歩いてゆくの
カッコよくて虚しいね
切り捨てた感情も無くなるわけじゃないって教えてる
時は流れど そこに居続ける 緑と青
強い西陽を受けて輝ける 緑と青
やっとクラクションが聞こえた
帰りたくもない家に連れてってくれるんでしょ
揺れる景色の中 見てた窓の外は
何度触った
何度払った
空の青 木々の緑
僕の嘆きなど平気で受けとめる 緑と青
強い西陽を受けて輝ける 緑と青
荒むことなど許されないような 緑と青
希望を翳して僕を追い立てる 緑と青