おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

ルンタ坂の町、西の町

うわさどおりの雨

笑っちゃうじゃない

歌のとおりねと

写真を残して

 

少しくらいなら

濡れても平気よ

そういうものでしょ

旅のなんとやら

 

もうすぐオランダ坂?って

気づいてなかったの

もうここだよ

 

何の気なしに言った言葉が

こんな景色をくれるのなら

言ってみるものね

思い抑えるのが

特技みたいなものだけど

 

ざわめく港の

開きも好きだけど

少し静かな

小道もいいね

 

上りも下りも

気をつけてねって

言ってくれるなら

手をとってもいいかな

 

日暮れなら

もう少し待たなきゃ

なんてったって

西の町だからね

 

何の気なしに過ごした昔を

知りたいと思ってくれるなら

この町をただ

見てもらうのが

いちばんいいと思ったの

 

恥ずかしいから

言ってなかったけど

高台からの景色が好きなの

 

綺麗な夜景とかじゃなくって

この昼間と少しの暮れ

すっと息吹にやられるでしょ、ね?

 

何の気なしに暮らしてゆくなら

こんな景色の中っていいでしょ

叶わないなら

せめて偶にね

こうやって歩きに来ようよ

 

なんてことない話しながら

写真もとって

疲れたら休んで

思い出せるように

西の町

歩いていこうね