おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

ゆらめく孤独

乗り間違った列車の先を

今も探しているようで

不慣れな田舎者です

何年たったとか関わらず

 

遠のくの

このまま

弾きだされて

手を握るように

道辿るように

 

呼びかけるほど

そぐわぬ者と

言われている気がするような

もしかして

そんな言伝さえ

もらえていないような

 

あぁそうか

孤独はもう初めからあった

 

読み損ねた物語を

ずっと置いてきたような

賢ぶった馬鹿者です

年をとっても馴染めない

 

連れてくの

このまま

星に落して

手を離して

身捨てたくせに

 

縋りつくほど

見苦しいからと

恥の思いを植えつければ

もう諦めるしかないよ

死ぬまで変わらずに

 

あぁそうか

孤独はもう最後まであるのだった