おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

春は貴女を連れてゆく

来ましたよ

気だけで遣られる春先が

先刻便りは認めて

貴女と離れたことを悔やむ

 

語らいたかったわね

この気の中で

長閑のふりした

連れゆき癖で

 

幾らだって狂うことも

情に嘆くこともできるでしょう

貴女と連れ立って

歩きたかったわ

 

それなら少しばかり

正気が保てたかもしれないのに

季が季を呼べば

気が気でなくて

 

明日に候

春はもう並び立ち

気が付けばもう