おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

凪街

夕凪

街の振りをして私達を覆う

気づく者が何人あろう

 

悪酔いの続くような気が

知らぬがなんたらと悟そうが

 

夕凪

街は澄み混沌として

誰のせいでもないうちに

 

また1人2人消えゆくのを

まやかしだと認知は

 

夕凪

気づかぬうちに連れゆかれば

まだ幸いのうちか

 

さすれば幸いとは何かと哲学が呼ぶ

覆われてそれどこではない街が

 

夕凪

街の振りをして私達は行く

手を引くのが神かまやかしか