おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

雨かすみ

葬送の後

止むのなら

先程でもよかったのではないの?

 

陽気な3時の鐘も

一個人のために止まないから

仕様がないか

 

別に愛されていたわけでもないのに

世間雑多の柵に

人数だけは集まった

 

味気なく

同時に陰湿な

もやのような空気が流れる

 

終焉にして

汚さを

見せつけられる気がしてさ

 

せめてかすんでくれたらよかった

雨にまぎれてくれたらよかった