おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

あなたの隣のうたいびと

あなたの隣に立った時

生きているという感情が初めて

はじめて来たの

 

声を出す時はふるえる

それが歌になっているのかも

知れなかった

 

あなたが肩にふれた時

もう死んでもいいと思った

折角生きているを

実感したというのに

 

音楽が終わった時

そのまま倒れこみたかった

もういいと思った

 

昼日中の呼吸も精一杯の

こんな身体で歌いきった

あなたの隣に立てた

 

生きているという感情

死んでもいいという満たされ方

重なったらもう

倒れるしかないわ