おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

道端の夏越

訓練すればある程度のことは

なんとかなると知ったあとでも

夏越の知らせに

俯く

 

もうそろそろ季の情緒に酔う

 

後ずさり

癖になり

宵越しの

悩みばかり

 

まき散らす勇気も

使い果たす豪気も

もっと人とは

一生分かり合えそうにないわ

 

引き返して

汗拭った

夏越の知らせを

もう一度

 

あぁ平穏はいつか

この身消えるころにやってくる