古い写真をちらと見かえせば
噎せるまでみだれることになる
町も人も疎ましく
たまに混じる君に救われる
都会に出てからはそう
優しい人が多くてね
あまり分からなくなったけれど
幼い時は
暗がりで
石投げられた気分だった毎日
何にも悪いことしてないのに
責められて
生まれていくこと
拒まれた気になって
そんな中にいた君の
まっすぐさが
あたたかさが
どれだけ
僕を救ったか分かる?
恋や憧れで済まされるものか
もう二度と戻らないのは
闇の時代もおなじ
ただ振り返るにつけ救われる
救いがあるということを
教えた人