おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

応酬

臥せた身の辛くて

何でも許されるなら

法も倫理も要らんでしょう

 

そんなことばかり

生まれたそばから考えていて

 

正直

年寄りの我が身勝手には

嫌気がさしております

 

季節は病の

そして寛解

繰り返し

また臥せり

 

責められたことの

忘れられぬ

歌をうとうても

詩をなぞってもね

 

取り戻せん

手に入らん

やわらかな春の街角が

強い呼吸が

 

どうしても

我がの物と思えんのです

 

臥せた身の辛くても

例えば耐え耐えても

許されもせん

褒められもせん

 

私を虐めた大人が

さらに年食って

勝手に嘆いて

こちらを追い責めてくる

ばかりさ