おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

水辺に着くまで

水辺に着くまで

あと何年かかるやら

古い恋うた

争いのあと

なぞってなぞって行けるかな

 

水辺にすわって

うたう時の感覚はもう

遠い老婆と

まだ見ぬ赤子

たどってたどって行けるから

 

水辺が好きでね

理由などなくて腹が膨れる様

日の沈むまま

明けてゆく朝

揺らいで揺らいで同居する

 

水辺にたちあいたくて

街を生きているのか今

水辺に帰れるなら

気苦労もするものを

 

水辺に着くまで

あと何年かかるやら