おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

闇上がり

治ったと思ってもね

なかなかね

昏き部屋に戻るこころ

 

その静かが

しみついて離れない音

 

伊達に

闇育ちじゃないのよ

 

普通の風邪でも

なんなら風吹きだけでも

季の変わりに

やられる

 

あぁそうか

忘れるところだった

出自を

振り払っても

 

歌に託けて

知らぬ振りしても

 

どうせ

どうせの

闇上がり