おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

明日

野分にやられた畑の

我楽多で遊ぶ子を

もう慈しむことだけに

血を注ごうか

 

風は吹き返しの

気紛れ野郎

西へ開ける不利と

海風あたる日々の

 

凪とかわりばんこに

来んもんかね

どしてこんなに野蛮かね

 

風邪はぶり返しの

人には言わじな

ぐっと耐えてばかりおるから

身がもたんのよ

 

野分にぶつくさと

追い追い文句のひとつでも

敵わんから言えんけど

 

風は吹き返しの

遠吠えだけね