おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

さめやらぬうち、ゆら、ゆら

ゆら、ゆら

くるのは

あなたの指の端

ほら、また

かたくな

ふれてはなれて

 

二度とはもどらぬ

季節をともにいても

恋と呼んでくれるな

はなれるが待つ

 

片腹いたいね

凡そは嘆きの

世に落ち世に生き

まだいるつもりの

 

こころ通じたら

目で追いはじめる

恋にならずにおれ

はなれるはいや

 

ゆら、ゆら

ゆれるうち

消える日が来る

感じとれるかは

人に依りけり

 

恋を見てしまえば

うやむや、其のまま

季節かぞえる前に

ほら、もう戻らぬ