音楽が高まるのは
早くても
そうね 夕刻から
昼日中なんて太陽が
パワーをくれて何とかなるでしょ
呼んでるわ
遠ざかるわ
暗がりを待つかのように
鳴り始める音たち
何でもないように働きながら
何とか背け
音楽の民
言葉が必要なのは
分かり合えないと分かりたいが
合わさった時
本当は人生で何度も使う技じゃない
たったひとときに懸けるため
紡ぎつづけるの
あなたがいちばん
易くて嬉しい
暮れを怖がる子の気持ちなら
死ぬまで持ちつづけて
何でもないように電車に乗って
何とか帰り着け
音楽の民