おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

しがない暮れ

しがない1日は

面白いほど早く暮れ

夕日だ何だに構ってもらんないや

 

苦に苦を重ねて

嘆いたところでさ

使えるモン使って

生き延びていかなきゃ

 

飯も食えない思いを

1度でも

したほうがいいなんて

嘘っぱちだ

 

駅前の静かも

部屋まで上る騒がしも

関係ないさ

こんなに耳に痛いのに

 

しがない1日は

厭らしく長引いて

贅沢な1人寝も叶わないもんだな

 

苦と苦をうたって

あとは死ぬだけ

こんなに容易いことが

どうしてできなんだ

 

音を失った地球に

急に喋りかけてみて

無視されたような気になってちゃ

世話ねえな

 

やっと暮れる

暮れてくれもう

息つく間もないくらい

乱れてくれて構わんから