おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

ははおもい

あの背に縋ったら

今は変わっていたろうか

五月、風も澄めば

考える

 

静かに家を出て

誰を惜しむこともなく

ただターミナルへ

一直線

 

弱くて

それでいて融通の利かない

もう顔も思い出せないけれど

そういえば私に似ている

 

あの背に縋ったら

何か変わっていたろうか

五月、街が急かし

考える