おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

さながら異聞

まぁだ雨降りの

足取りは覚束ず迷い事

軒を連ねる商い人

寄る辺もなき我が身の事

 

唐傘置いて去る人の

優しさに気づくは数年後

まるで時か場所か何れかを

越えてきたかのよな広き視野

 

あぁなりたいな

しかしそれより今は

旅が無事に

心落ち着けて

故郷見られますように

 

まぁだ雨降りね

慣れない草履の擦り音も

傷になる前に帰りましょ

急ぐでもなく急ぎましょ

 

唐傘差して思い出す

何の歌だったか気めぐらす

まるで今日の為に覚えたような

錯覚に入る

果たして開けた道