寄り添える気がしないの
背越しに陽を見て
溜息だけはつかないように
こらえる午後
例えば手を取れば
握り返してくれる人
それが愛か憐れみか
計れない此方の
上手くいかないが
積み重なれば
離れるのが正解?
そうやって0か1かで
理屈づけてきた所為で
かなしいも淋しいも
言えなくなってしまったね
女は弱い生き物だとしても
少し添えるくらいには
なりたいのよ
空が青と
あなたが言えば
捻くれずにうなずくわ
たのしいも嬉しいも
はしたないことのように
決めつけていた
でもねもし今からでも
許されるなら
あなたの隣で
寄り添ってしまえるかしら
えいと思い切る事
できるかな
強く優しい人の隣にいて
恥ずかしくないくらいには
がんばるから