おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

そぐわない星 なじまない空

鏡を見るまでもなく

疲れ切っている

何為すでもなく

何者にも成れず

 

只在ることに

愕然としている

 

何者かに成れるはずだという

驕りかと自省するが

よくよく考えても

これは欲ではない

 

分かりやすく備わった

欲望ならまだ良かった

 

それよりももっと

追い込まれて責められているような

何に、と言われれば答えきれないが

生まれながらに許されないような

 

此れを人に話せば

或いはそういった類の病があるという

容易く名も付く時代だろう

便利とも言えるが

私にはそぐわない

 

驕り高ぶりではなく

本当にそう思っているのだから