おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

冬参り

しずかに手を合わせたから

もう許して

ここにはいつまでもおれない

車通りも多い

 

花の挿し方

バケツ持ち込んで

蛇口回して水を汲む

 

もうね うろ覚えの

彼是を寄せ集めて

偲ぶ振りも

 

必要ないでしょう

言ってしまえば

元も子もないことを

言わせてもらえば

 

時代の狭間に生れた気がしてる

やっと自由が謳われはじめても

無理くりに作られた家に

思い入れも何も無いのよ

 

そしてあなたが

しょんなかったことだと言うのなら

また辿れば荒れた時代だったと

その言い訳が利くのなら

 

戦争はまだ終わっていないの

かもね