身を落とすのは容易くて
動けなくなるのは一瞬
悔やんでも悔やみきれない若い日も
致し方なかったのでしょう?
いいのよ
これからのことを考えましょう
そうはいっても
頭に靄が掛かって
一般的な生活は送れそうにないわ
そうね 神様の意地悪か
存在から忘れられて
いいえ 知られていないのだった
都合の良い時にだけ祈りを捧げる
身勝手がここにきて
効いてくる
節だけ覚えた讃美歌は
身貧しいChristmasに役立つかしら
唯の一方通行を思い知らされるだけ
それなら何処の誰とも知れぬ
旅人が歌った歌がいい
少なくとも寄る辺なき身を
知っているなら
高尚よりも信頼できる
人が傷の舐め合いと呼んでも
そういう情が人にはあるもので