おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

やわい歌

身を落とすのは容易くて

動けなくなるのは一瞬

悔やんでも悔やみきれない若い日も

致し方なかったのでしょう?

いいのよ

これからのことを考えましょう

 

そうはいっても

頭に靄が掛かって

一般的な生活は送れそうにないわ

そうね 神様の意地悪か

存在から忘れられて

いいえ 知られていないのだった

 

都合の良い時にだけ祈りを捧げる

身勝手がここにきて

効いてくる

 

節だけ覚えた讃美歌は

身貧しいChristmasに役立つかしら

唯の一方通行を思い知らされるだけ

 

それなら何処の誰とも知れぬ

旅人が歌った歌がいい

少なくとも寄る辺なき身を

知っているなら

高尚よりも信頼できる

 

人が傷の舐め合いと呼んでも

そういう情が人にはあるもので