おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

秋越し祭り

愛されていないことに慣れた

 

人生はどこでどう転ぶか分からないけれど

本当の意味で幸福には

絶対なれないことが分かっている

 

また寝覚める真夜中

いつまでも学生のような暮らしに

似合わないコーヒーなど合わせたところで

飾れないことも知っている

 

あぁ秋は姿を見せないまま

一気に冷え込んでくれるな

己が生まれ日に毎年

感傷に浸ることになっているのに

 

えにしは幾つも絡み合う

そこから外れる者もある

あぁそうやって生まれついたのだと

諦める節が強すぎる

 

愛されないことは当たり前になった

もう季節すら私を見放すだろう