愛されていないことに慣れた
人生はどこでどう転ぶか分からないけれど
本当の意味で幸福には
絶対なれないことが分かっている
また寝覚める真夜中
いつまでも学生のような暮らしに
似合わないコーヒーなど合わせたところで
飾れないことも知っている
あぁ秋は姿を見せないまま
一気に冷え込んでくれるな
己が生まれ日に毎年
感傷に浸ることになっているのに
えにしは幾つも絡み合う
そこから外れる者もある
あぁそうやって生まれついたのだと
諦める節が強すぎる
愛されないことは当たり前になった
もう季節すら私を見放すだろう