おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

草分ければ

離れない三拍子

泣いたら負けよ

どうせ終わる世にも縋って

 

正せない姿勢

苛立っても損よ

どうせ知らずや夜もすがら

 

髪先は整わずに

理想だけを並べた雑誌が

放られて

旅先は思い出を残さんと

躍起になって回れば

草臥れる

 

離れない三拍子

何処に行っても

生きてゆけないことの証明

 

正せない性格も

歪んだ心身

生きてゆけるだけで本望?

 

信号の先

森の奥まで

誰も触れられぬ心情ありて

草臥れる