おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

背を擦る者のあれば

何者かにならなければ

愛してもらえない恐怖が

今日も全身をつんざく

本来なら目覚めることも難いのに

必死で堰きたてられ起きあがる

 

貴方の日常に

どうか光をと

只唱えることだけが上手くなってゆくのだ

 

陽は燦燦と入り 

誰から便りがあるでなし

どうしてそんなに怯えているの

 

無責任なことは云えないから

ただただ背を擦るほか

だってね苦しみや虚しさは

どうしたってまた来る

 

何者かにならなければ

愛してもらえない恐怖が

今日も貴方の身を蝕む