おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

雨上がりも開けた道も

虹は見つからないけれど

雨が上がったからいいじゃない

晴海通り

もうすぐよ

開けるまでの辛抱

 

ビルの所為ではない

蟠りも昨日からの後悔も

時が経てばいいと

綺麗な歌のようにはいかないから

 

物理に頼ってみるのもいいわ

私1人の身くらい動かせるから

 

開けた道の先に

水の流れと堀

そうね

どちらに依るでもないけれど

守られた緑と

都会にあるまじき息できる場所

 

雨が上がったあとは

いちだんと澄んだものね

 

よかった思いのほか

日々の暮らしから

通り1本でも逸れたら

見られない景色だらけよ

気づけて幸福があったりと

 

虹はいつか架かる

お目にかかることあれば

それは恵みであって

当たり前ではないから

 

道が開けることに

それを好いていることに

今は依ってゆきましょ

少し匂い残した雨にも酔い