おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

いろを見て振り返って

澄んだ思いはどこに忘れてきたの

たどれば誰かいるかしら

パンくず落としてきたかしら

 

ねぇねぇ野には何が咲く

どうしても風に逆らい

季節にかかわらず荒れている手

白いクリームはどこだっけ

 

うまく読めずに数えるヘ音記号

鳴らす前に口ずさむ指笛

下手こいたことばかりさ

枯れ野に何を呼んでいるの

 

船の底には何があったの

本当は覚えているでしょ 教えて

問いかえるおじいさんは生憎いないから

 

ほらほら雨が降り出す前

よくわかるのよ田舎育ち

急き立てられる前から来る不安

本当に果てる時はどうなるかしら

 

お箸どころかスプーンもうまく持てないんだから

誰が何を教えてくれたの

逃げ回った記憶しかない

1人でかくれんぼ鬼ごっこ

 

パンくずどこかにあるかしら