日が翳りだしたみたいだ
暮れるのか雨前か分かりにくいな
東の街に慣れない
破滅に片手を置いている
そんな気がして暗ぐ空
味方のようにも思えたわ
いじけた午後の
ひとり遊びが
今も続いているみたい
日の中に行く
そのことは
海に潜るより 息苦しい
華麗に暦を刻むさま
見せつけられた気になって
西の町に帰りたくなって
みじめな思いだけは
忘れないよう
驕らないよう
過ぎたるは何とやらで
ぎゅっと苦しい思いがしみついた
言い聞かせすぎた
魔の力を感じているような
そんな翳りのひととき