おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

たとえ神にも

あなたは花も知らないでしょう

教えてあげるよ

傷ものこさず

 

ゆっくりと息をすること

習わなければできないのなら

一緒に刻もう

生れ落ちた星に

 

柔らかな肌を抱き

もう暮れる日を西に見る

帰すものか

辿れ辿れよ

たとえ神にも

 

あなたは何も知らないままで

この腕だけで

一生終ればいい

 

取り乱すことばかりが

付き纏ったなら今

落ち着き払って

後に狂って

 

白く透く肌をなぞり

もう暮れた日を忘れさす

返すものか

たとえ神にも

手出しできぬ距離に

 

息を揃えて

たとえ神にも

見えぬこの地に蹲る