おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

よもつまびらか

おいでなすって

黄泉ともつかぬ

船は混んでいて?

 

清く畳んで

白の衣は

やさしく置いてきて

 

鳥のこえは気のせい

洗い場で跳ねる箸

笠をかぶって

軋む両手を差し出してご覧なさい

 

あれひとつ、ふたつ

玉も贈ろう

食うも食わぬも任せよう

 

おいでなすって

世も世なら君

人々に仰ぎ見られ

 

何の因果でこんなところへ?

眩しく藻も崩れ

 

天の乱れ降り来る

誰の所為だか荒れる畑

枯れてひとしお

泣けるその面みせてご覧なさい

 

あれひとつ、ふたつ

玉も贈ろう

食うも食わぬも任せよう