おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

かなでかなえ

離れればわかると

人の言う

離れてわかったところで

容易には戻れず

 

伝い伝い

導をなぞり

なだめるように

紡ぐだろ

 

かなでかなえ

お前のさだめ

大切な人を置いてまで

星をめぐり来たのだろう

さびしかろに

よく歌い

地の人すくう声

 

意識はとんでまた戻る

たぐり寄せるように

記憶なぞれば

それが正しいものであったか

わからぬようにできて

 

さびし苦し

少しでも焼き

煙となって

昇るだろ

 

かなでかなえ

お前の眠り

穏やかであれば尚のこと

星輝きに託したろう

さびし背にも

よく歌い

地の人きづく頃

 

また

かなでかなえ

お前のさだめ

行ったり来たりで目の回る

星は永久にあるのだろう

さびしかろに

よく歌い

地の人知れよ

澄みの声