おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

秋の metaphor

熱をさます間もなく

風は暦をたどる

苦手なんだよな

葉も揺れ落ちて

何の metaphor

 

見えないところの埃を

そのままにしてたツケだけは

幾重にも幾重にも

 

巡るもの

やさしく言ってみても

その実ただ去ってゆくもの

 

斜め読みした

彼の novel

悔しいな

言いたいことは隠れて

穏やかな窓辺には程遠い

 

ずっと夢みた街も暮れる

時間だけ確かであってくれたなら

願うけど願うけれど

 

一瞬にして崩れることを

もう知っているから

靡かないわ

幸せってヤツには

 

巡るもの

やさしく言ってみても

その実ただ去ってゆくもの

 

変わりばえないなら

まだいいほうよ

黙っても起こるわ

大抵は悪いほうに

 

もう知っているから

靡かないわ

幸せってヤツには

 

葉も揺れ落ちて

何の metaphor