おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

あるなつび

夏日につけて

鬱屈は似合わないから

また閉じ籠る

子どもじみた思いに呆れて

自分嫌いが加速する

 

なんとかならないかなぁ

カミサマ頼みも

通じないってわかったし

 

外気はもう

けたたましく蝉の声

短し命燃やす手本とばかり

片や狭い部屋で講釈垂れる

こんなばかりじゃいられないな

 

夏日に酔って

酔い醒まし

形繕うより恋におぼれて

校庭の隅泣いていた日も

抱えて自分嫌いが身に戻る

 

誰にも言えないんだなぁ

悩みとも呼べない

浅ましいだけの願望って

 

坂道はもう

綺麗に整って

バスに乗り遅れないように走るのも

昔の語りとなるときに

空を見たって構わないさ