おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

汽笛と窓辺と雨の精

わりと近く汽笛の聞こえる街ね

どうして今ごろ気づいたのかしら

読み忘れてた本をパラパラ捲る

もうすぐ夏も着くころかしら

 

胸弾ませて待ちかまえたい

少し大げさくらいがいいけど

雨のにおいのわかる育ちは

よけいなことばっかりちらつくのよね

 

そういうことで

黒髪ショートは暫くお預け

 

遠ざかる波 心根で追えば

旅の思いも尽きないかしら

名も知らぬ歌くちずさむとき

ちょっと陽気になるものかしら

 

沈みこんでも持ちこたえたい

苦し節なら簡単だけど

雨を知ったら踊る育ちは

ちょっとのことに挫けないのね

 

そういうことで

洋国ティーはもう暫くお預け

 

なんら冴えない空でもいいわ

1日の中かわる気分も

意味があるのかしら

流れ着いた海の聞こえる街も

 

窓辺に1人 歌つむぎたい

ちょっと恥ずかしいくらいでいいよね

雨のにおいのわかる育ちは

よけいなことばっかりちらつくのよね

 

そういうことで

黒髪ショートはもう暫くお預け