おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

世の真中

摘んできた花を踏みにじるのは

案外楽な道なのかもな

 

手を伸ばすんだ

人はすぐ空に

それが僕の持つ現実と

乖離しすぎて

やんなっちゃうな

ゼロでも100でもハンパでも

 

鐘が響けば陽は高く

今日も澄むよう成されるだろう

羊の群れは横目にあらず

きっと其方が世の真中だろう

 

流れくる水には容赦がないな

愛も憎悪も託そうとして

 

勝手なもんだ

人はすぐどこか

流れ行ってはくれないかと

単純なもんだ

やんなっちゃうな

それがわかる僕も同じかな

 

鈴生の実も

小高い丘も

景色と数えて済むのだろう

遠き旅人

神も同じに

きっと彼方へ追いやるだろう

 

鐘が響けば陽は高く

今日も澄むよう成されるだろう

知るか知らずか歌うたうなら

それがきっと世の真中だろう