宵も亥を過ぎると 身体が云うことを聞かん 痺れまでも感覚薄れてきて 愈愈 行くか行かぬか 決めるのは此方ではないと 思い知らされる 嗚呼 手紙は読み捨て 恥もかき捨て 何が残ろう 巻き晒しの布が 解ける頃に会いましょ まだ互いに無事でおられたら
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