袖掴んで縋ったのが 僅か十二の頃だとは なんと恐ろしいことでしょう 急な階段 墓参りの帰りはもう 煙に巻かれる この土地では 花火をするの 派手な爆竹も風物よ 教えられて 目を輝かせていた 夏は散るのを待つのに 気づかないものね 袖掴んで どうなっても…
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