おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

2021-07-08から1日間の記事一覧

追憶と其の年月

彼女が表舞台を去った 年の頃になってやっと ステージの隅に上がる鍵を手にした そしてすぐにすり抜けていった 追い縋るほどに離れてゆくような 憧れとは本来そういうものだったか 懸命に生きているつもりだった 何者かにならなければ 決して愛されることは…