ひとしきり雨は この世のやわらかさを忘れたように 打ちつけて凪いだ うまく話せなかったことばかりが 残る残る 小さな部屋 息もつくまい ひとりおどけて 今夜 風を通すまでは 精悍な姿 時計の針の律義には 何も言えないさ 突っ伏して辿る残り声は 響く響く …
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