王は何処にもおらぬ 街は死んでいる 腐敗の影でなく形そのものが 至る所目について 神は何処にもおらぬ 口が裂けても言えぬ よすがにだけは手出しもできず ぼんやり存在させておく どうしてもと言うならば 旧い書でも読めばいい 帰れない時の中で 還る時を待…
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