おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

夏越はまだか

熱に噎せ

とっくの昔に

迎えたと思っていた

札は揃い

町に翳し

溢れる飛沫と伸びる向日葵

 

地は固められてゆく

望んだはずが

捌けが悪いのね

 

日は高く誇らしく

此方は時代に左右されず

 

夏越はまだか

もう呼んでいるか

暦通りも

遠く感じて

 

夏越はまだか

まだ気づかぬのか

暦倒しも

手中にあって

 

熱は高まるばかりです

どちらが倒れるまでかは

続けることになるのです

 

夏越はまだか

呼びに行ったか

暦誤魔化しも

利かぬもの