おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

痛むようにできている

喉の痛みを持って

私は生きて

 

彼に伝えそびれて

平気で何十年も経つ

 

人はあるべきところに収まり

自分だけがおさなく

 

虚しく齢かさねても

まだ腑に落ちぬ

 

喉の痛みは増して

流行り病とは違う

 

世のどのようにあるかに

関わらず痛む