おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

自律ということ

虚ろな者にしか分からないことが

それはあるのだろう

何十年かけて我が身を以て

気づいてきたからさ

 

たとえば

街に出て大声で叫べぬようなことでも

弱さを晒すふりして

密かに悦に入ることも

 

できる時代

できるからこそ

歯止めは自分でかけろ

 

苦しさを

解放されたいの望みから

さらにひとつ上げることないよう

 

自らを慰めるために

誇りだなんだといって

着飾る材料にだけは

しないように気掛けている