おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

また海へ帰る

また海へ帰る

気がついたら海へ帰る

カメくらい海へ帰る

どれくらいか知らんけど

 

誰も呼んでないのに

故郷でもないのに

手足おぼつかず

どこで呼吸するかも

分からんまま

 

とりあえず海へ帰る

怒涛の海へ帰る

織姫はどこへだか

ごちゃまぜになるけれど

 

連休じゃないけれど

空いてる時期でもないけれど

目も耳もつたなく

受け容れられるか

未確認のまま

 

ひとまず海へ帰る

呼ばれてないことに

喜びすら感じ始めて

愈愈になってきて

 

また海へ帰る